湯沸かしポットに

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ホテルや旅館に備え付けられている電気式の湯沸かしポット。水を入れると数分でしゅわしゅわしゅわ〜というけたたましい音を鳴り響かせ、あっという間に沸かしてくれるアレです。

中国のホテルにも決まって置いてあるものなのですが、先日ちょっとしたハプニングがありました。と言うのも、水を沸かしてからカップにティーバッグを入れて飲んだところなぜかやたらジンジャー(しょうが)臭い。茶葉のパッケージを確認しても、「しょうが入り」とは記されておらず、「おかしいなぁ?」と思いながら念のためポットの中を確認してびっくり。

ビッグなジンジャーがポットの底に鎮座しているじゃあないですか!「もしやこのホテルはしょうがでポットを消毒しているのか!? でもそんなことをいつもしていたら、ますますしょうが臭くなるよね?」などと一瞬頭をよぎったものの、そんなはずはありません(断言)。ほかの中国のホテルでは一度も経験したことがありませんし。明らかに前の客が喉の痛みか何かを理由にポットに特大ジンジャーを入れ、お湯を沸かして飲んだんです。それをハウスキーピングが確認し忘れ、そのまま放置されていたのでしょう。

果たしてこれはハウスキーピングの責任なのか、そもそも共用ポットに特大ジンジャーを入れて平気で水を沸かして飲んでいる客が悪いのか定かではありませんが、アホな被害者が自分であるというのは揺るぎない事実です(笑)。

皆さん、ホテルや旅館の湯沸かしポットは使用する前に入念に確認しましょう。ジンジャーならまだしも、もしかしたらもっともっともっーと恐ろしい物体が入っているかもしれませんよ……。

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