先日、学会で行ったサンフランシスコですが、実は学会以外でも目的があったのです。ダウンタウン、フェリー乗り場のビル内にある「Far West Fingi」というお店はキノコ専門店。日本と比べると、一般的に食べられているキノコの種類が少なめなアメリカ。普通のスーパーではなかなかお目にかかれないようなキノコを求めて、ここにやって参りました。

冬虫夏草をはじめ、一種類のキノコにさらにもう一種類の菌が寄生して育つというロブスターマッシュルーム（白いキノコの表面に赤い菌が育つので、本当にロブスターの身のような色合いなのです）、トリュフなどなど、キノコ好きにはたまらないラインナップ。そして、もちろん一番の目的は松茸です。オレゴン産の松茸（日本のものに比べると色が白くて、小振り）ですが、たしかに松茸の香りが……。

セントルイスの友人にも頼まれていたので、「2kgほど欲しいんだけど……」と言ったら、倉庫から箱ごと出して選ばせてくれました。その他にも、トリュフ塩とオイル、そしてキノコから作ったキャンディ（メープルシロップのような香りがします）などを購入して、ほくほく。松茸ご飯を作って、大変幸せな気分になりました。