平成に行ってきた

このエントリーをはてなブックマークに追加

平成が終わりを迎えるということで、“平成”に行ってきました。

全国には“平成”と名の付く地名がいくつかあり、先日も岐阜県関市の平成(へなり)地区で「平成の空気缶」が発売されるとのニュースが話題になったばかり。当然、このタイミングで、各地の“平成”が注目されています。

自分も平成のうちに、どこか“平成”の街を見に行こうと決めていたので、今回はいろいろと悩んだ挙げ句、宮城県仙台市宮城野区平成に行ってみることにしました。

“平成”と書いて「へいせい」と読む土地、そして“平成町”「へいせいちょう」「へいせいまち」のように別のワードがくっつかない土地、この2つを兼ね備えているのは宮城県を含め全国に7か所あるそうです。




宮城県の“平成”地区は、JR苦竹駅の近く、以前は“中原”と呼ばれていたエリアとのこと。平成の世になってから変更されたそうで、現地には旧地名の付いた場所、ものが結構ありました。

全体的にはほぼ住宅街といった印象。商店が並ぶ道もありましたがそれほど大きくはなく、静かな土地、といった雰囲気です。東北の大ターミナルである仙台駅からそう遠くはありませんが、趣はガラッと異なります。

数時間かけて地区全域を歩いてみました。ただ、ゴールデンウィークに突入してしまっていたためか、それほど人通りもなく、街ゆくおばあちゃんに少し話をうかがったところ、「令和になっても何も変わらないよ」とのこと。宮城県の“平成”地区は、特に何の行事をするでも、新元号への祝賀ムードがあるわけでもなく、静かに時代の変わり目を待っているようでした。

このエントリーをはてなブックマークに追加