電子爆竹

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中国では春節(旧正月)を迎えると、爆竹がけたたましく鳴り響く……というのはもはや過去の話。政府の規制により、大都市ではそのような光景を見ることはほとんどなくなりました。
ただ、人口の少ない地方や田舎ではいまだにド派手に祝う習慣が残っており、早朝、深夜問わず爆竹が鳴り響きます。街の花火屋さんでも普通に「100連爆竹」などが売られており(大都市では爆竹の販売を禁止している)、朝になると道路に真っ赤な残骸が散らばっていたりします。楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿もよく見られました。
 
個人的に面白かったのは、初詣に行った寺に備え付けられていた「電子爆竹」。1元硬貨を1枚挿入すると、壁の電子爆竹がパンパンパンッと鳴り響くものなのですが、「そこまでして爆竹を鳴らしたいのか?」という驚きと、本物の爆竹を鳴らせない代わりに電子爆竹を導入した寺の心意気に、何かホッコリしてしまいました。
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