肉アレルギー

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昨年の終わり頃から、原因不明の蕁麻疹に悩まされていたクローニン真木。かかりつけのドクターが首を傾げ、皮膚科の専門医に診てもらっても「普段飲んでいるお薬にアレルギー反応が出てるんじゃないかと……」と言われ、そのお薬を止めてみたけれどそれでも治らず、何か月経っても変化がないので、とうとうアレルギー専門医に予約を取りました。そして、当日ドクターから言われた一言。

「あなたの症状は、ちょっと当てはまらないんだけど、最近ダニが原因で突然アレルギー反応を起こす人が増えてきて……。牛肉とか、豚肉とか、哺乳類のお肉、食べます?」

アメリカ、そして日本でも最近、ダニに刺されるとお肉アレルギーになる人が増えていると聞きます。ダニの体内にある「アルファ・ガル」という物質が原因になるのだそうですが、これが厄介で、お肉を食べてもすぐには反応せず、数時間経ってからかゆみ、お腹の痛み、呼吸困難、さらにはアナフィラキシー反応で死に至ることもあるとか。

「ダニ……? えっと、食べます。で、あの、何か月か前にダニに刺されたんですけど(汗)」

「え?そうなの?じゃあ、とりあえず、お肉アレルギーのテストしましょうね。まあ、多分違うとは思うんだけど」

と、血液検査をして、数週間。そのアレルギー専門医さんから電話がかかってきました。

「びっくりしたわー。すごく高い陽性反応が出てたの!」

私のように、蕁麻疹だけという反応を示す患者は初めてだそうで、珍しい症例にドクターの声もなんだか興奮気味。私もようやく原因がわかってホッとしたのですが、これからは鶏肉以外のお肉を食べられないかと思うと、なんともとほほな気分。もちろん、肉が主食!と信じて疑わないアメリカ人の友人たちは、思いっきり同情されました。あーあ、がっくし。

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