中国の火鍋レストラン「海底撈（ハイ･ディ･ラオ）」は東京･池袋にも店舗を構えていますが、中国では並ばないと入れないほどの人気を誇っています。深センにある店舗も夕食時はだだ混みで、今回訪れたときは１時間近く並ばされました。

「海底撈」の良いところは味はもちろん、そのサービスの質の高さ。並ぶさいには無料のドリンクやおつまみが提供され、興味があればトランプや囲碁などのゲームで遊ぶこともできます。

また、席に通されると、メガネをかけている人にはメガネクリーナー、スマホを持っている人にはジッパーバッグが手渡され、油汚れなどを気にせずに火鍋を味わえるのも嬉しい限り。ここまで気を遣ってくれるレストランは中国にはそれほど多くないので（最近は「海底撈」を見習い、同様のサービスを提供するお店も増えていますが）、リピーターが多いのも十分頷けますね。

「海底撈」では鍋のスープが10種類以上用意されており、注文時に好みのスープを選ぶのですが、仕切りがついた鍋で２種類のスープを味わうのがスタンダード。自分は辛いスープとトマトスープを注文しましたが、どちらも特徴的な味で、最後まで飽きずに食べることができました。醤油やゴマ油、ニンニク、ショウガなど、様々な調味料や薬味を調整し、自分好みのタレで食べることができる点も気に入りました。

ちなみに、この「海底撈」。中国、日本だけでなく、アメリカやスペイン、韓国、シンガポールなどにも出店しています。もし旅先で見かけたら一度試してみたらどうでしょう。