もう十数年前になりますか。生牡蠣に激しくあたり、その後、もう一度食べたときにやはりアレルギーのような症状が出てしまい、以来、ずっと「この世で一番好きな食べ物」である生牡蠣とお別れして生きてきました。幸い、火が通っていれば大丈夫だったので、牡蠣専門店などにも行ってはいましたが、隣の席で生牡蠣を美味しそうに食べる人たちを心の中で羨み、呪いの言葉を投げかけていたのは秘密です（笑）。
しかしですよ、つい先日十数年ぶりに、意を決して、ほんとにもうどうにでもなれ的な勢いで生牡蠣を一個食べてみたんですよ。そうしたら全然平気。体調に何も変化が現れず、お腹がくだるようなこともなく。あれ、これってもしかして…と、次に生牡蠣を食べる機会をうかがっておりました。
そして、食べましたよ、生牡蠣をいっぱい。ほんとに十数年ぶりであることがウソのように、昨日食べたかのような記憶が鮮明に蘇ってきました。あぁ、これこれ。生牡蠣、これだよ。この舌触り、食感、磯の香り…。ほかに十数年も食べずにいた物ってそうそうないので、何だかとても新鮮な感覚＆感動的。
これからはもう心置きなく食べます。あぁ、「この世で一番好きな食べ物」が帰ってきて幸せ。ついでにいろいろほかの牡蠣料理も食べました。牡蠣はほんとに美味しいなぁ。
