フランスで新作「ゴジラ」のプレミア試写会が行われたので、ちょっと出かけてきました。会場はいつものREX。恐竜の名前だからゴジラにはふさわしい気がしますね。駅や街の広告もゴジラがたくさんいて、なかなか盛り上がっています。

雨もあって到着したのは開始15分前。写真とか撮ったりしていたので更に遅れてしまい、中に入るとなんと超満員。フランスの試写会は満員になると真ん中で若い人たちが階段とかに座ったりするので、着いてすぐ満員だとわかったりします。一番端の方で席を何とか確保。

開始の時間になると、いつも通り試写にあたっての感謝の挨拶と注意事項、それに監督のギャレス・エドワーズや音楽を担当したアレクサンドル・デスプラの挨拶が始まります。かなりの熱狂で迎えられて監督も「これは…すごいね、クレイジーな感じだ」みたいなことをいって更にヒートアップ。この時はフランス特有の自分たちを盛り上げていって楽しむ姿勢に入っているのだろうと思っていたのですが…

実際に始まるとこの観客たちが本当にゴジラを愛しているのだな、ということがわかる反応を見せてくれ、映画の最中7、8回は拍手喝采が鳴り響きました。フランス人の映画の反応はいつも素晴らしいと思っているのですが（それは、あまり良くない映画に対して帰ってしまったりするなどのクールな対応も含めて）、今回はその反応のおかげで本当に楽しい観劇体験となりました。

きっと日本で見るよりも、このフランスで見たことでこの映画をより楽しめた気がします。