あまり知られていないことですが、中国には日本人建築家が設計に関わった建物や施設が数多くあります。広東省深セン市には「深セン湾体育センター(通称:春繭)」(佐藤総合計画=AXS)、「深セン書城中心城」(黒川紀章建築都市設計事務所)、「深セン文化センター」(磯崎新アトリエ)等があり、市民の生活を陰で支えているのです。
僕自身よく訪れる「深セン文化センター」は、コンサートホールと図書館を複合した文化施設なんですが、壁がガラスの多面体で構成されているため、とても開放感があります。
特に図書館は勉強をしたり、調べものをしたりする少々堅苦しい場所なので、開放感があるのとないのとではまったく違いますね。ここは深センの若者の間でも大変人気で、カップルのデートスポットとしてもよく利用されています。