今年のパリの中華街では、ベトナムがメインの中秋節のイベントが行われたのですが、肝心のお天気の方はあまりよくなく、お月見は楽しめませんでした。
街のあちこちで月餅が大量に売り出され、特別なスタンドも立ち並びますが、今年は去年は見かけなかった抹茶の生地にレモンの餡という月餅がお目見えしていました。
お気に入りの抹茶餡の月餅と一緒に食べてみましたが、月餅の生地にありがちな油分がそれほど感じず、レモン餡もさっぱりとしていて新しい世代の人のニーズに応えたのかな、と思える軽味のある味。
毎年、月餅を食べながら日本と他の国との関係を考えたりするのですけれども、今年はベトナムのことだったり、レモン餡を食べたりで、いつもよりももうすこし広めに世界のことを考えたような気がします。