インド旅行へ行ったついでに、日本でもお馴染みのファストフード店を訪問してみました。訪れたのはマクドナルドとKFC、そしてドミノピザです。
まず、すべてのファストフード店に共通していたのは、菜食主義者が多いインドだけに、べジタリアンメニューが豊富に取り揃えられていたこと、そして宗教上の理由でビーフが禁じられていることからビーフ系メニューが一切なかったことです。あとは、どこもお客さんで賑わっており、若者のたまり場的な雰囲気を漂わせていました。
マクドナルドは本来ビーフ系メニューがメインですが、インドではその代わりにチキン系メニューが数多く用意されていました。自分が注文したのはチキンマハラジャマックセット。要はビックマックのチキンバージョンですが、チキンにスパイスが効いていて、かなりインド風の味付け。個人的にはあまり好きじゃないお味でした(笑)。自分が昔インドを旅行したときはマトンバーガーを販売していたのですが、今回訪れた店舗のメニューには見当たらず。「久々にあの味を!」と意気込んでいただけにちょっぴり残念です。
次に訪れたのがKFCです。個人的にはマクドナルドよりも頻繁に利用しているファストフード店だけに「インドのKFCはどんなだろう?」と期待に胸膨らませていたのですが、オリジナルチキンがなくていきなり肩すかしをくらいました。その代わり、やはりスパイスを効かせたチキンメニューが豊富。あとはライスの上にフライドチキンを載せた丼系もいくつかありました。中国のKFCにもライス系メニューがあるので、世界のKFCではそれほど珍しいことではないのかもしれませんね。
そして最後のドミノピザ。ニューデリー駅近くの店舗を訪れたのですが、夜21時を過ぎていたにも関わらず、かなりの人がレジに並んでおり、ピザを注文して受け取るまでに約30分間かかりました。これだったらわざわざ店舗で並ばず、チラシだけ受け取ってホテルに戻り、宅配で届けてもらえばよかったと後悔しましたがすでに遅し。ちなみに、この店舗の2階にはイートイン用の客席が設けられており、半分ぐらいのお客さんが1階で受け取ったピザやドリンクを2階で食べていました。
僕はオーソドックスにマルゲリータを注文したのですが、味は日本と変わらず。マクドナルドやKFCに比べると「メニューは面白みに欠けるなぁ」というのが感想です。もちろん、ピザと言えどもビーフはなく、チキン&べジタリアンメニューばかりでした。
なお、インドで飲食店を利用すると、通常VAT(Value Added Tax=州付加価値税)とST(Service Tax=サービス税)という2種類の税が課されます。税率などの詳細は日本と異なり複雑なので省きますが、これが結構割高で、ふたつの税を合計して20%近く取られることもあります。