金沢旅行のついでにバスに1時間揺られ、白川郷まで足を延ばしてみました。
白川郷と言えば、あの有名な茅葺の合掌造りの集落群。雪に埋もれるようにしてそびえ立つ三角形の茅葺き屋根の建物から黄色くて淡い灯りがポツポツ……なんて写真で見るとそれはそれは本当にロマンチックに見えるものです。
自分が訪れたのは3月下旬ですが、雪も結構残っており、「おぉ本当に絵葉書みたい」と感動したのですが、残念ながらハイライトとも言える夜景は拝めず。金沢戻りのバスが結構早い時間で終わってしまうんですよ(笑)。白川郷では民宿を何軒か見かけたので、夜景は宿泊客へのスペシャルギフトなのかもしれません。
バスの運転手さんが言うには、茅葺屋根の寿命は昔と比べて短くなっているそう。理由は「カブトムシの幼虫に食べられてしまうから」だそうで、昔は囲炉裏で火を焚いた煙が“虫除け“の役目を果たしていた様子。現代は囲炉裏を使うことがめっきり減ってしまったため、虫さんは“やりたい放題“。便利さと引き換えに失うものーーなんて言ったら大げさすぎますが、こんなところにも影響が現れるものなのかとちょっぴり驚かされました。