抹茶と抹茶のお菓子が好きな者にとって、銀座かずやさんの「かずやの煉」は食べたくてもなかなか食べられないお菓子でした。というのも、1カ月前に予約、開店している時間も読めず、遠方への持ち帰りも難しかったからです。今回2カ月前から上京する予定があったので、初めて予約して注文することができました。

1坪のお店、といわれていますが確かにお店の場所がわかりにくくて少し迷いましたが、そこは予約のゆとりがなせる業で行列ができていましたが安心して購入。東急プラザのキリコテラスが持ち込み自由と聞いたので、そこで食べてみることにしました。

笹にくるまれ、ぷるぷるとしたみどりのお菓子。胡麻豆腐から着想を得たというお菓子で、たしかにわらび餅やくず餅とはまったくちがう食感。お茶の旨味をみずみずしさを保ちながら、たゆんたゆんと口元で広がる味わい。お茶のジューシーさと甘み苦みが渾然一体としており、なるほどこれが幻の味か、と感激です。

実に美味しいお菓子でしたので、また食べたいと思いつつもそのハードルはまた高く、できればまた早めに上京する予定ができて予約ができればなあと思いました。