中国の街中ではしばしば宝くじ屋を見かけますが、最近、繁華街のような人の多い場所では「宝くじ自販機」が増えています。面白いのは、バスの待合室などにも設置されていたりして、気軽に購入できることです。
さて、この「宝くじ自販機」。基本、現金では購入できません。スマホを使い、電子マネーで支払うシステムです。中国で利用者が多い電子決済サービス「WeChat Pay」で支払うのですが、注文ボタンを押すとQRコードが表示され、それをスマホでスキャン。支払いを済ますと機械から1枚宝くじが出て来るという流れです。
宝くじはスクラッチタイプなので、その場で削れば、当たり外れをすぐに確認できます。何よりも感心したのは当選した場合で、当選金もすぐに電子マネーで振り込まれるという点です。
まず、当選した宝くじに印刷されているQRコードを「自販機」で読み込み、本物であることが確認されると、先ほど支払いに利用した「WeChat Pay」経由で入金されるのです。これは確かに便利。結局、スクラッチタイプの宝くじは、その場で当選がわかり、換金できることが最大の魅力。この「宝くじ自販機」はそうした魅力を一切損なっておらず、ちょっぴり感動してしまいました。