オリンピック種目にも選ばれているアーチェリーですが、一般人にとってはほとんど接点がないスポーツとも言えます。競技の特徴から遊べる場所が限られていますし、弓矢やプロテクターなどの用具を揃えるのも簡単ではありません。

そうした中、先日訪れた中国のデパートにはミニ・アーチェリー場が設けられていてびっくり。2軒のアパレルショップに挟まれるようにして普通に営業しており、外と内部を隔てる壁などもまったくなく、第一印象は「こわっ！」というものでした（笑）。

中を拝見してみると、老若男女が楽しそうに的や巨大な虎のぬいぐるみめがけてヒュンヒュンと矢を放っているではないですか。もちろん、通路側に的があるわけではないので、よほどのことがない限り、通行人に刺さることはないと思うのですが、やはり心中穏やかではありません。突然こちらに矢が飛んでくるのではないかと、最初はビクビクしながら見ていました。

ただ、見ている内にこれが当たり前の光景のように思えてくるから不思議なもので。せっかくなので、1回チャレンジしてみることに。プレイ料金は1回25元（約400円）で、12本の矢を放てます。料金を支払うと、インストラクターらしき男性が用具を選んでくれ、使用方法を説明してくれます。慣れるまではワンツーワンで教えてくれるので安心なのですが、「問題ない」と判断されると、すぐにどっか行っちゃいます（笑）。

アーチェリーは初体験で、狙った的にしっかり当てることはできませんでしたが、十分楽しむことはできました。また今度（いつになるのか予想もつきませんが）、遊んでみたいと思います。