子どもの頃は、学校の敷地内や公園にある池などで目にする機会も多かったオタマジャクシ。さほどカエルが好きなわけでもないため、大人になってからは全くといって良いほど目にする機会がなくなりました。
でも、自宅近所の商店街には、毎年春になると、近隣の子どもたちのために、オタマジャクシが成長していく様子を見せてくれるお店があるんです。繰り返しますが、さほどカエルは好きでもないのに、もう10年近く、毎年楽しみにしている自分がいます(笑)。
このオタマジャクシたちは、両手と両足が生えてきたあたりで、もともと卵があった場所に放流されるそうです。商店街なので毎日お店の前を通っては、「そろそろ手が生えてきたかな?」などと見ているのですが、毎日見ていると愛着が湧いてくるもので。心の中で「大きくなれよ」と、丸大ハンバーグのCMばりにつぶやいてしまったりすることも。
仕事に追われて、こうしたことに触れる機会がどんどん減っているので、自分にとってはとても貴重な機会なのでした。