お餅に高級バター

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よく仙台に行くのですが、仙台駅構内の売店で売っているのがきっかけで、愛飲するようになった“なかほら(中洞)牧場”の牛乳。以前、ベストショットでもチラッと触れたことがあるかもしれませんが、最近、「東京でも飲みたいなぁ」熱が高まりを見せてきました。
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いわゆる“美味しい牛乳”と言われる、牧場こだわりの瓶牛乳の類いはデパートや高級スーパーでも購入できますが、なかほら牧場の牛乳はもっとコク深くて、甘みが強くて、一度味わってしまうとほかの牛乳では物足りなく感じてしまうのです。東京でも銀座や池袋に常設販売するところがあるのは知ってはいたのですが、なかなかその近隣に行く機会がなく、ましてやすぐ消費してしまうものなので、近くで手軽に買えないかなぁと思っていました。

しかし、ごくごく最近気が付いたんです。自分の行動圏内である吉祥寺で常設販売しているところがある、と。吉祥寺には週3~4日ほど行く機会があるので、事実上いつでもなかほら牧場の牛乳が飲めるということじゃありませんか。やっほい!

ということで、早速お店に行ってみたのですが、牛乳はもちろん購入したものの、プラスα、店頭で気になってしまった「究極のグラスフェッドバター」も買ってしまいました。「グラスフェッドバター」を生産しているのは、国産ではなかほら牧場だけなのだとか。
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「グラスフェッドバター」とはなんぞや、という人も多いかもしれません。牧場のホームページには次のように説明されています。

「グラスフェッドは『glass-fed=植物飼料を与えた=草育ち』。本来が草食のウシを、ちゃんと植物で育てたという意味です(日本の場合は多くが『grain-fed=穀物飼料を与えた』。米国からの輸入トウモロコシが主体です)。日本の牛乳は“みんな放牧で作られている!”と思われていますが、実際の放牧飼育は拾い北海道でも500戸(7%)前後。乳量確保の問題もあり、粗飼料(=植物)主体で育てられているウシは貴重な存在なのです」
「動物の食性と本来行動の維持は、畜産動物を健康に育てるため、ひいてはその乳や肉を口にする人間の健康をまもるのに欠かせないため、中洞牧場は『飼料は粗飼料、繁殖は自然交配・自然分娩・生後2か月程度の母乳哺育』です。牛は牛舎で輸入トウモロコシ主体の配合飼料を食べるのではなく、太陽と月と雨だけで育つ野シバ・野草・木の葉を食み、通年・昼夜を山(約110ヘクタール)で自由にすごします」

つまり、簡単にまとめると、化学肥料を使わない、ストレスフリー&ケミカルフリーのごくごく自然な環境で育った健康な牛たちのミルクから作られているバターということ。これが世界的に見ても稀少なのだそうです。成分的には、青草の成分(βカロチンなど)がミルクに出るため、体にも良いようですよ。
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もともと100グラム4,860円という驚愕の値段で販売されていたそうですが、2016年5月から牧地拡張により乳量が増えたとかで、価格は2,160円になったようです。それでもすごい高級なことには違いないですね(笑)。

購入後、最初に何に使おうかなぁと思った結果、ちょうど鏡開きの日にあたったので、餅を焼いて、バター醤油で食べてみることにしました。無塩バターなので、醤油と組み合わせるのは良いかな、と。
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美しい黄色のバター、焼きたてのお餅の上に載せて、醤油をかけて…パクッと食べてみると、あぁ、なるほど。バターの香りは素晴らしく、かつ後味がすっきり、脂っこくない感じがします。とても美味しいなこれは。
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なんでも流行の“バターコーヒー”にも「グラスフェッドバター」は最適だそうで、今度やってみることにします。

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