先日、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、楽天Koboスタジアム宮城（仙台）に、日本の野球場としては初めて観覧車がオープンしました。楽天は、同球場のボールパーク構想を進め、球場の内外で楽しめる空間作りに力を入れています。そのひとつの形である観覧車、どのような感じなのかを知りたくて、早速乗ってきましたよ！

観覧車がオープンしたのは5月3日。その2日後の子供の日に足を運んでみました。球場に到着したのは午前10時頃で、試合開始の3時間ほど前です。それでも球場には人がもうたくさん。航空自衛隊松島基地のアクロバット飛行専門チーム“ブルーパルス”に関する展示や、改造バイクの“ブルーインパルスジュニア”による展示走行、全国から店を集めた「からあげ＆コロッケまつり」、「動物戦隊ジュウオウジャー」のショーなどのイベントも行われ、まさにテーマパークのような様相です。

観覧車は外野に新設された、ネーミングライツにより「スマイルグリコパーク」と名付けられた芝生エリアの一角に設置されています。

ここはパークに入るのに大人500円、子供300円の入園料がかかりますが、試合が見られる座席は別途チケットを購入する必要あり。ただ、パークにも大きなビジョンがあるので、球場の生の音、外野の応援の声などを聞きながら試合の様子をちら見したり、芝生でゴロッとしたり、子供と遊んだりもできる、従来の野球観戦とはちょっと違うスタイルで楽しめる場所です。

オープン3日目ということもあり、まだ観覧車は混雑していましたが、午前11時頃の段階で約50分待ち。ただ、試合が始まると混雑は解消され、10分程度の待ちで乗ることができました。

パッと見はそれほど大きくは感じはない観覧車ですが、実際に乗って球場を見下ろしてみると、意外と高く感じるもの。一周6分なので、じっくり観覧車から野球を見るといったことはできませんが、俯瞰で見下ろしたながら野球を見るのはなかなか新しい光景です。これはクセになりそう。

ゴールデンウィークの三連戦では、観覧車に乗車した小学生以下の子供に先着で楽天の野球帽が配布されるなど、ファンサービスもバッチリ。今後もさらなるボールパーク化を進めていくKoboスタの進化はもちろんのこと、ほかの球場も、もっともっとこうした流れに進んで行くと良いなぁと素直に思う、観覧車体験でした。

なお、この日は「スマイルグリコパーク」で限定プリッツを無料配布していました（笑）。