いきなり「醤蘿蔔（ジャンローポウ）」なんて言われてもピンと来ない人がいるかもしれませんが、中華料理の漬け物「大根のしょうゆ漬け」のことです。自分はこれが大の好物。レストランのメニューに掲載されていると、必ずと言ってよいほど注文します。

作り方はいたってシンプルで、大根の皮をむいて適当な大きさに切り、しょうゆやさとう、にんにく、とうがらし等で味付けした汁に漬けるだけ。味は甘辛く、食感はボリボリ、白米と“どんぴしゃ”な素晴らしい一品です。

何だかんだ言って中華料理は日本料理とはぜんぜん異なり、食べても食べても日本を感じることはないのですが、この漬け物だけは例外。口に放り込むと、つかの間ですが“日本の夢”を見ることができるんです。