一幸庵の桜餅

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春分も過ぎて、桜も開花宣言が出て、名実ともに春ですね。この季節に欠かせないのがやはり桜餅。フランスにいる時は限られた選択肢の中から食べていたわけですが(それでも名店でしたけれども)、ここは日本。和菓子の天国、ということで茗荷谷の名店、一幸庵に出かけてきました。
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昔ちょっとだけ白山辺りに住んでいたので、茗荷谷は土地勘のある場所です。一幸庵の近くにある小石川図書館はそれほど大きいわけではないですが、貴重なレコードやCDなどが置いてあって、それを目当てにずっと文京区の図書館カードを持っていたくらい好きな場所でした。

そんな一幸庵で、桜餅、黒糖を使った薄墨桜餅、そして道明寺を買って竹早公園で食べることに。インターナショナルスクールが近くにあるのか、外国人の先生と楽しそうに遊んでいる子供たちやテニスを楽しんでいる年配の人たちを眺めつつ、桜餅を食すわたくし。
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やはり西の人間ですから道明寺の方がお気に入りですが、いわゆる桜餅も充分美味しい。桜の葉の香りと塩加減は、餡のおいしさをただ食べるよりも引き立てる見事な春の和菓子だと思います。

桜もこれからどんどん咲いて、たくさんの人を楽しませてくれるに違いありません。皆さまも良い春をお過ごしください。

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