3月1日は「将棋界の一番長い日」と呼ばれている、名人戦への挑戦を掛けたA級順位戦リーグ最終局が行われていました。つらつらネットで見てますと、不意に「みろく庵」という場所に行かなければいけない、そんなことが頭にすり込まれまして、雨風吹きすさぶ中、千駄ヶ谷へと行ってきました。

みろく庵はおそば屋にして居酒屋という業態。日曜日もやっていますし、夜も遅くまでやっています。豊富なメニューは鰻しか出さない鰻屋とは一線を画していますし、にもかかわらずアットホームな雰囲気で諸々ありがたいお店。とりあえず唐揚げ定食を頼んだのですが残念ながらこの日はもう売り切れ。仕方ありません、鴨せいろと一口カツ定食を頼むことにしました。

座って1分くらいでおそばは出てくるというスピード。同じ時間帯に入った若い人たちの焼き蛤もすぐに出てきましたし、本当にいいお店です。棋譜を見ながら、ひょいぱくひょいぱくしていましたが、なにせこの日の25時、26時まで戦いは続くほどの熱戦。自分の胃袋も満たされたので帰ることにしました。将棋はプレーオフにまでもつれ込む結果となり、もしかしたらまたみろく庵に行きたくなってしまうこともあるかもしれません。