日本に帰っている時に、おそばを食べました。ラーメンとかうどんとかの候補もあったのですが、ついつい蕎麦を食べたくなってしまったのです。これはお江戸にいたからでしょうか。

好きなそば屋さんはたくさんあるのですが、西荻窪に暮らしていた経験があるので、ちょっと懐かしのお蕎麦屋さん、鞍馬にいってきました。杉浦日向子先生が愛された名店で、ちょっぴり高くて、ちょっぴり量が少ないと感じるものの、「ああ、いいおそば食べたなぁ」というお店。とりあえず玉子と天ぷらを頼んで、おろしそばと鴨南蛮を注文。

鴨南蛮はいいお店の鴨南蛮はいつも美味しいものですけれども、鞍馬のおろし蕎麦はおろし蕎麦の中ではきっと日本で一番美味しいのではと思うほどで、昔からよく食べたのです。

フランスでもだんだん日本の麺類が進出してきているのですが、昼間っから蕎麦をたぐって、日本酒をちびちびというのはやっぱり日本でないと味わえない雰囲気なのではないかなと思う、そんな日でした。