発売早々によい席が売り切れてしまった初音ミク主演の「THE END」。日本にいる自分の知り合いの間でも反応は様々でしたが、とにかく様々な人は観劇に出かけていたという事実もあり、自分も2夜に渡って出かけてきました。
初日は都合が付かず行けなかったのですけれど、翌日の新聞記事などかなりの評価。シャトレ座の券売所の隣の隣にあるギーク御用達のバー「世界の終わりの前の最後のバー」でも初音ミクがフューチャーされるなどかなり盛り上がっている印象を受けていました。
自分の出かけた2日目は渋谷慶一郎さんの講演、公開インタビューがなされていたのでそれも聞いてきました。
渋谷慶一郎さんの作品への入り方、特に「最初はモノオペラを作ろうと思っていた」という言葉は作品を観る前に知っておいてよかった、とこの後思うのですが、席にいた半分以上の人が初日の作品を観ており、質疑応答もかなりよい解釈をしている人たちが多いことに感銘を受けました。若い人が多く、いわゆる日本での受け入れ方に近い人もいたと思うのですが、かなり深く楽しんでいる人たちもいて、「愛」ってすごいなぁと。
ずっとTwitterなどでこの作品を追っかけていらっしゃった平凡社の方に初めてお会いできて、お話伺った所、パリの公演が音も映像も一番よかったと聞きましたが、情報量も多いですし、作品のテーマ的にも2夜見る事ができたのが本当によかったです。
公演だけでなく、サイン会や撮影などにも精力的でいらした渋谷さんでしたが、コーディネイターの方に親しくさせて頂いている人がいた関係で、ほんの少しだけプライベートなお話をさせてもらったのですけれど、そのこともあって自分もかなりのめりこんでしまうそんな作品でした。