先日、近くにあるフォワグラの有名なお店「コントワール・ドゥ・ラ・ガストロノミー」というお店に入ってみました。
お店はワインやテリーヌ、もちろんフォワグラも扱っていてお土産にもいいお店なのですけれど、この日はフランスでもそうそう食べられないというフォワグラのカルパッチョがお目当て。
さっそく給仕の人にお願いしてみると、とても気さくな感じのよい対応。最初のお客だったので10分もせずに、フォワグラ出てきました。
いやはや。きれいですね。薄切りにほんのりロゼなフォワグラ。バルサミコのすっとした香りがあって見るからにおいしそう。温められたトーストに、これでもか!というくらいに贅沢にフォワグラを載っけて口に入れると…
ものすごくおいしい! トーストの熱でちょっと溶け始めているフォワグラの脂が、かかっているバルサミコ酢と蜂蜜にふんわりと混ざっていく、そこに塩胡椒がぴしっと締めてくるという、シンプルなのに完璧なコンビネーションという味わいです。フランス人はどうしてこうも身体に良くなさそうな美味しいものを創り出してしまうのか。もうトーストはすぐにペロリで、レストランが出してくれたパンでまたぺろり。
ちょっと脂がきつくなってきたかな、と思った所にシナモンでキャラメリゼされた玉葱と、そしてガリ。ガリはフランスではちょっとした人気者で普通のスーパーでも見られるほどの市民権を得ていますが、こんな所で見るとは思わなかった。お店の人に聞いてみると「もう10年以上前から出しているんだ」との事。なるほど。考えてみればカルパッチョは刺身のようなもの。ガリとの相性が悪いはずないですね。