10月31日に青木定治さんと辻口博啓さんの2人がチョコレートの格付けを行う団体から最高位を授与されたと聞いて、これはさっそく最高のチョコレートを食べに行かないと、と思って「サロン・デュ・ショコラ」に出かけてきました。
雨だったので地下鉄で行ったのですが、駅伝の告知やPS4の大々的な宣伝があったり、なんだかパリなのか日本なのかよくわからない雰囲気。展示場も今年は2階体制にしたのですけれどすごい混雑で伊勢丹のサロンデュショコラのよう。
有名店のブースがズラリと並んでいて、目移りしてしまいそうです。
そして辻口さんのル ショコラ ドゥ アッシュ。燦然と輝くAwardの文字。パリに出店していないお店では唯一の選出だそうです。
アッシュ ショコラ サプリメント。1月、バレンタイン前の発売を予定しているという、テアニンを豊富に含んだ新発想のチョコだそうですが、自分の大好きな抹茶チョコがあるという事で試食させてもらいました。
まだ非売品でよかった。買い占めてお金が無くなってしまう所だった。とても味の濃い抹茶チョコで非常に質の高い美味しさを感じました。
エス小山の小山進シェフ。この方ももうフランスでは認知度は高いですね。こちらでも抹茶チョコを。
MOFのアルノー・ラエールさん。
ピエール・エルメさんは講演会にサイン会と大忙し。
ジョエル・パトゥイラールさんのチョコはなんとなく某お菓子の魔女な雰囲気がありますね…。
アンリ・ルルーさんのブースではポワラーヌという大老舗パン屋さんのブリオッシュを使って、フレンチトースト、フランス語ではパン・ペルデュをその場で作ってくれるということでお味見。これがもう、身体に悪い味で。実に背徳の美味。
ラデュレのチョコレート店、レ・マルキ・ド・ラデュレ。回転木馬があって相変わらずリュクスな感じ。
もう一人の最高位、青木定治さん。本当におめでとうございます。マカロンを入れた抹茶今川焼きを食べる至福。
テオブロマさんも出店。
東京チョコレートのナルトチョコ。サクラはサクラ味なのですね(笑)
ポッキーの欧州版MIKADO。
1057 1063-
「日本の至宝」と賞賛された辻口博啓さんのナノショコラ。カカオ豆を最先端の技術でナノ化することで「細胞で感じるショコラ」になるとのこと。
個人的にお気に入りだったのは山椒とパイナップル。山椒は名前から受ける印象とは全く違い、軽やかな甘さと後口が印象的。パイナップルは「一物全体」ということで葉や固い皮もすべて含んでナノ化させているとのことですが、実に風味が豊かで新しい味だなぁと。
日本にいた時からずっと好きで食べていたお店のお菓子が、進化を続けていて、フランスで口にすることができるようになって勇気づけられるような気がした2013年のサロンデュショコラでした。