日本の夏、海に花火も楽しんだら、あとは肝試し的な怖さで肝を冷さないと。ということで、「うらみ」をテーマにした美術展『うらめしや~、冥途のみやげ展」を東京芸術大学美術館に見に行ってきました。
幕末から明治にかけて、怪談を得意とした落語家、『三遊亭 圓朝』は幽霊画のコレクターで、百物語に因んで100もの幽霊画を蒐集、所蔵していたそうです。そのコレクションを中心に幽霊ががどっさり展示されていました。今ではほとんど見なくなった「蚊帳」がかかった展示室でうらみを持つ幽霊画を見るというのは、なんとも不思議な時間でした。
ちょうど私が見に行ったタイミングで圓朝のお墓がある谷中の全生庵で圓朝まつりを開催してて、芸大で展示されていなかった作品が展示されていたのでそちらも見てきました。
一日、たくさんの幽霊を見て分かったことは幽霊には美人が多い!ずっと先に、幽霊になる時には、美人に書いてもらえるように立ち振る舞いを美しく心がけようと思いました(笑)