やっと秋めいてきましたが今年の夏はひどく暑かったように思います。夏バテで散々な夏でした。それでも日本で過ごす久しぶりの夏だったので、ヘロヘロになりながら、いろいろなかき氷の名店に行ってみました。
浅草の伝統飴細工専門店として知られるアメシン。かき氷もやっていらっしゃるということで食べさせてもらいました。やわらかな飴が氷と出会うことでだんだんと硬くなる。硬くなりきる前に自分の口の中でまたやわらかく、という面白さも楽しめるかき氷。
虎屋銀座店のいちごみぞれ。虎屋銀座の限定かき氷でいちごは食べたことがなかったので初挑戦。子供の頃の記憶にあるいちご氷の数倍は美味しいですね。
銀座立田野の青富士。立田野はこの他にも次々と富士シリーズを出していき話題になりましたが、青いかき氷というのがやはり個人的には気になっていてそれを頂くことにしました。爽やかな酸味があって新しいおいしさがありましたね。
おまち堂というお店が出店をやっていたので桃とピオーネのかき氷を。とてもやわらかな氷で、写真を撮っていたらすぐに溶けてしまいそうに。桃のみずみずしくも濃縮された甘さ、ピオーネの大人な甘さ、どれもすばらしかったです。
虎屋京都一条店でしか食べられない青柚子氷。柚子の酸味と中にある白小豆の甘さが面白い贅沢なかき氷。一条店という雰囲気が更に気分を高めます。
お麩の名店としられる麩嘉さんの笹露かきごおり。麩まんじゅうが笹に包まれていていい香りがするのですが、かき氷にも笹の魅力を伝えてくれるという得がたい経験ができます。やわらかな氷、こっくりとした甘さ。お値段もお手頃で、来年は値上げされるとのことですが、ちょっと大きめの器にしてもらってストローをつけてくれれば、京都の街を歩くために必要不可欠なものになると思います。
二條若狭屋の彩雲。5つの蜜で楽しめるお洒落なかき氷。この日は巨峰、キウイ、マンゴー、黒糖ミルク、べっこう飴。一つ一つの味を楽しみながらいただきました。
茶寮翠泉の抹茶こおり。これはなかなか変化球の氷で、なかなか溶けない固めの氷なのですが、その溶けなさのお陰で抹茶がかなり濃く絡むので、抹茶が好きな人は一度頼んでみるべき、という印象でした。
今年一番最後に食べたかき氷は丸久小山園
西洞院店の抹茶かき氷、京氷室。もともと京都に行ったら必ず食べるものとして伊勢丹にある丸久小山園のソフトクリームがあるのですが、店舗があると聞いてはいたものの今まで行ったことはなかったのです。
今回初めて出かけて、お茶やかき氷を食べたのですが、ものすごく美味しい。色々なところで宇治氷、抹茶氷を食べてきましたが、このお店が最高峰なのでは、と思うくらい美味しい。来年の夏も必ず行こうと思わずにはいられないほどの素敵なお店でした。
今年は他にもたくさんかき氷を食べてきましたが、来年はもう少し暑さが穏やかだといいなぁと思っているところです。