レストラン・ソラさんでランチを食べてきました。夏にできたシフォンケーキのcielというお店がとても素敵だったので、同じ系列だという吉武広樹シェフのお店にいつか行きたいと思っていたのです。

寿月堂さんの青焙じ茶をお伴に、ヤリイカの前菜でメニューが始まります。やわらかで味の濃いヤリイカ。

帆立。薄切りの蕪からほんのり見える焼き目。蕪を少しどかしてみると、やはり美しい帆立がそこに。

きのこを焼いたものやピュレしたもの。こちらも手が込んでいる仕事をすぐには見せず、食べる前からいろいろと楽しませてくれる仕掛けで楽しいお皿です。

鱈を少し照り焼き風にしたもの。フランス語だとキャラメリゼという単語を使うみたいですけれど
おいしければどちらでもいいです。

ジローナ豚の焼き物。今年バルセロナには行ったのですけれど、寄りそびれたジローナ地方の豚だそうで。火の通し方が完璧で滋味溢れる味。ソースもいい味です。こちらも野菜で覆われていて、奥ゆかしさを感じますね。

甘味。花を散らしてあって味わいも香りも楽しい。大満足の最後のお皿ですが、お支払いの段になって、本当の最後に出てきた、nuages、「雲」というなのお菓子。

空の雲をイメージしたという、きな粉味の甘いお菓子なのですけれど、口に入れた途端、じゅぅっと口溶けていく、すぐに食べてしまわないといけない刹那的なデザートで大変印象深かったです。

そうそう何度も行く機会が作れないのですけれど、早くまた行きたいと思うそんなお店でした。