以前から、いつか行ける日のために、仙台の知人や地元の人たちに「この辺で花見するとしたらどこが一番ですか？」と聞いていたのですが、ほぼ全員が口を揃えて言っていたのが「白石川堤一目千本桜」でした。でも、なかなか花見シーズンに仙台にいることもなく、ましてや満開に近いタイミングで滞在していることなんてないよなぁ……と思っていたら、今年はいろいろスケジュールの都合があい、しかも満開日と発表された翌日に行くことができたのです。超ラッキー！

「白石川堤一目千本桜」は、宮城県南を流れる白石川の両岸に続く桜並木。仙台からはJR東北本線で南下し、30分ほどの距離です。今回、午前9時頃の電車に乗ったのですが、考えることは皆同じ、東京のラッシュのようなギュウギュウの状態で現地へ向かうことになるのでした（笑）。

そうして現地に到着すると、すぐ目に飛び込んできた桜、桜、桜、まさに圧巻の光景にうっとり。東京でもお花見スポットはあちこち行って楽しんではいますが、いやはや、地元の人たちが皆すすめてくれていた通り、本当に素晴らしい。何よりビルと言えるような建物が一切ないので、視界に空！桜！川！しか入ってこないのが本当に素敵です。

全長8キロの桜並木になっているそうですが、今回は4キロほど歩いてみましたが、延々と桜のトンネルをくぐるような形、しかも距離が長いので花見客も分散し、全くゴミゴミしていないのが最高でした。のんびり、ゆっくり散歩しながら桜を鑑賞する。そんな貴重な時間を過ごすことができましたよ。

毎年行くのは無理だけれど、また機会があれば、生きているうちに行きたいなぁ。そう思わせるスポットでありました。