ホヤの稚魚

このエントリーをはてなブックマークに追加

ホヤの稚魚という、珍しい食材に出会いました。

IMG_6405
こちらは、アグチム(あんこうチム)という、あんこうのぶつ切りとミトド(ホヤ貝の稚貝)、野菜などを唐辛子で炒め煮した韓国料理。ホヤ貝の稚貝の大きさは、女性の爪ほどでしょうか。薄茶色っぽい本体色も相まって、どこにいるのか判別できません。

IMG_6410 IMG_6417
ピックアップしてみた稚魚がこちら。あたりまえですが、子供のころからホヤっぽいですね。

食べ方はちょっと独特です。ホヤを口に含み、ぷちっと噛みつぶしていただきます。中に入っている汁が飛び出してくるのでそれを味わい、皮は食べずに出します。皮はお店の人曰く「食べられないことはないけど、噛み切れないし、なによりも美味しくない」のだそうな。

肝心のお味はですね……うーん、ものすごく濃いダシです。ホヤ味の濃厚なダシ汁です。このサイズであっても、2、3個で満たされるほどの濃厚さです。美味しいのですが、量は食べられないなあ、との意見で満場一致。というわけで、後半はみな稚魚以外の、あんこうや野菜類を中心に食べていたのですが、炒め物の中に潜んでいる稚魚を意図せずに噛みつぶしてしまい、「ぎゃー!」となることいくばか。それはそれで盛り上がり、楽しかったりもしました(笑)。いただいたお店は東京・五反田の「王豚足家」です。ごちそうさまでした!

このエントリーをはてなブックマークに追加