パリの日本文化会館で「ヱヴァンゲリヲンと日本刀」展が開催されていたので出かけてきました。この展覧会は自分の地元の岡山にある備前長船刀剣博物館で行われていたもので、2月に帰っていた時にポスターを見たりしていたのですけれど、それがフランスで見られるとは。
展示の趣旨としては「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界に全国の刀匠たちが挑み、「ロンギヌスの槍」「ビゼンオサフネ」「マゴロクソード」などを伝統の技で再現した刀剣類や、「エヴァンゲリオン」の世界観や登場キャラクターにインスピレーションを受けて新たに制作した日本刀、などを紹介したり、実際に刀工が訪れデモンストレーションなどを行うといったものでした。
一部を除き、撮影が許可、むしろSNSによる拡散推奨でしたので、時々訪れた人たちの感想を漏れ聞いていたのですが、実際にいってみると幅広い年齢層の人たちが興味津々で前のめりに楽しんでいるのが結構面白かったです。いわゆるアニメのカテゴリとしてでなく、刀剣というものが現代にどのように息づいているのかアートとして楽しんでいるように見受けられました。
個人的にも刀剣は興味のあるもので、しかも地元に縁もあったのでいろいろと思うこともあり。刀のように世界各地で文化としてみられる「武器」だからこそ原材料や製法からもいろいろと比較もできるので改めてしっかりと学んでいきたいなと思いました。