川口能活

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元日本代表ゴールキーパーの川口能活さんが25年のプロサッカー選手としてのキャリアを今シーズンで終えました。五輪やアジアカップでの活躍も鮮烈ですが、私の記憶に今でも残っているのは川口能活さんが清水商業(現:清水桜ケ丘高校)3年のときの選手権準決勝、鹿児島実業との激闘です。当時の鹿実はみなさんご存知の城彰二さんを筆頭に、中盤にはマリノスやアトランタ五輪で10番を背負った遠藤彰弘さん、選手権得点王になった野見山さん、1年生に平瀬智行さんがいた優勝候補のチームで、鹿児島出身の私も初優勝できるかも思っていました。
試合は2-2のままPK戦となり清商が決勝に勝ち上がりそのまま優勝しました。川口さんにやられた試合で悔しかったのとすごいなと思ったのを今でもおぼえています。
その川口さんの引退試合を観戦するため相模原に行きました。相手はくしくも私の出身地であり鹿実の地元である鹿児島ユナイテッドです。
私は横浜在住ですが、同じ神奈川とはいえ相模原ギオンスタジアムはなかなかの遠さですJR横浜線の端から端まで乗ってそこから20分に1本程度の電車に乗り、駅からもそこそこの距離があります。とはいえ、自然に囲まれた良いスタジアムですね。あと電車がJリーグ副理事である原博実さんと一緒でした。話には聞いていましたが、本当にスタジアムまで歩いて現場の空気感を確認しているのですね。動きも颯爽としていて紳士な方でした。
川口能活選手の引退記念Tシャツも無事購入できました。
他にもマリノスで同僚だった田中隼磨選手や柏レイソルの中村航輔選手なども観戦に来ていました。
試合はまさに引退試合に相応しい川口能活さんのビッグセーブなどにより、無失点で相模原が勝ちました。鹿児島の選手がフリーのチャンスをことごとく外したのは川口選手のポジショニングなどによるプレッシャーでしょう。
引退セレモニーには日本代表などで切磋琢磨してきた名古屋グランパスの楢崎正剛選手も登場。今季出場なしに終わった楢崎さんですが、もう少し選手生活を続けそうですね。川口さんとともにこれからも日本人GKを引っ張っていって欲しいなと思います。
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